バッティングでは、
- 軸脚に乗れない
- 骨盤が早く開く
- 上半身が前へ流れる
このような動きが見られる選手は少なくありません。
一般的には股関節の使い方が原因と考えられることが多いですが、実際には股関節と体幹をつなぐ機能が十分に働いていないケースもあります。
今回の課題
今回の選手は、脚を上げた瞬間に腰が反るような代償動作が見られました。
その結果、
- 軸脚股関節に体重を乗せにくい
- 骨盤の位置が安定しない
- 振り出しで骨盤が抜ける
- 上半身が早く開く
という動作につながっていました。
指導で行ったこと
今回の指導では、大腰筋へアプローチしながら、
脚を上げた際に大腿骨と腰椎が連動した状態を作ることを目的としました。
腰を反らせて脚を持ち上げるのではなく、
体幹を安定させたまま股関節で脚を引き上げる感覚を繰り返し練習しました。
この状態が作られることで、
- 軸脚股関節へ体重を乗せやすくなる
- 骨盤の位置が安定する
- 振り出しまで骨盤が抜けにくくなる
という変化が見られました。
動きが変わると、その後の回転も変わる
軸脚で身体を支えられるようになると、
上半身を無理に使わなくても回転の準備ができるようになります。
結果として、
振り出しを遅らせてもバットを前へ出しやすくなり、タイミングの余裕も生まれます。
まとめ
股関節の動きだけを改善しても、体幹とのつながりが不十分では動作は安定しません。
今回のケースでは、
大腰筋を利用して大腿骨と腰椎の連動を作り、軸脚股関節で身体を支えられる状態を作ることが、骨盤の安定とスムーズなスイングにつながりました。
身体のどこを動かすかだけでなく、
「どのようにつながるか」
という視点が、投打動作を改善する上で重要だと考えています。