「引きつけて打て」は結果であって、原因ではありません。
「もっと引きつけろ」
「最短距離でバットを出せ」
野球では昔からよく言われる言葉です。
しかし、
なぜ引きつけられるのか。
なぜ最短距離でバットが出るのか。
その身体の仕組みまで説明されることは多くありません。
今回の選手も、
・調子の波が大きい
・タイミングが取りづらい
・ヘッドが走らない
・引きつけると差し込まれる
という課題がありました。
動作を分析すると、
原因は腕やバットではなく、
横方向の時間が作れていないことと、
胸郭と骨盤が一緒に回ってしまうことでした。
バッティングでは、
足を上げるタイミングではなく、
着地するまでの時間をどう使うかが重要です。
下半身は前へ進み、
上半身は残る。
この「割れ」によって約0.1秒の時間を作ることで、
ストレートにも変化球にも対応しやすくなります。
しかし、
身体が一緒に回ってしまうと、
横方向の時間がなくなり、
回転だけで打つスイングになります。
その結果、
・開きが早い
・差し込まれる
・ヘッドが遠回りする
・調子の波が大きくなる
という現象が起こります。
今回は、
神経整体で身体の機能を整えながら、
大腰筋・横隔膜・腹圧の働きを引き出し、
さらに胸郭の回旋を改善。
その場で、
右足の抜け方、
胸郭の動き、
バットの軌道に変化が現れました。
身体が変わることで、
これまで感覚で合わせていた動作に、
再現性が生まれていきます。
フォームだけを修正するのではなく、
動ける身体を作り、その身体を競技動作へつなげる。
これが、
神経整体 × 動作分析を組み合わせる大きな目的です。
身体が変われば、
動きが変わる。
動きが変われば、
パフォーマンスも変わります。
